我が家はこの町内に引っ越してきてから約6年。ご近所さんや町内の方との関わりはほとんどなく、3ヶ月に1回程度の町内掃除に夫だけが顔を出して少し喋る程度。息子と私は喋る機会は全然なかったのですが、小学校に入ってから大きく変化しました。登校班の集合で近所のママさんたちにはほぼ毎日会うし、登校も1学期はずっと学校まで一緒に歩いて行っていたので周りの小学生の子達ともあったらよく話すように。
お友達もでき、少しずつつながりもできた状態で初めての町内の運動会。

出る種目
息子は、
・走ってお菓子をGET(競争ではなくただ単にお菓子をもらいに走るだけ)
・玉入れ
・綱引き
どれもリレーみたいに個人での勝敗がはっきりしてなくて、小学生低学年はみんなでやってみようみたいな感じの種目ばかり。負けへのプライドが高い息子にとってはありがたい種目でした。
ちなみに私は玉入れ。夫は年代別リレーにパン食い競争、玉入れとガッツリ出ることに。息子と同じく人前に出ることが苦手な夫は朝から緊張して、何度もトイレへ行ってました笑。
息子の成長
去年も町内の運動会に参加したのですが、人前に出ることに拒否反応。自分のチームの色のハチマキをつけるのも1人だけつけれず、ひたすら怒ってました。そんなに怒るんだったら辞めてもいいよとは言っていたのですが、自分の中で出なければいけないという謎の使命感もあり参加辞退も拒否。
そのまま参加はしたのですがずっと、「出なければよかった!もう一生でない!!」と大声で言っていたこと今でもはっきり覚えています。
さて今年もどうなるか。そう思っていたのですが、小学校でできたお友達もたくさん参加していたし、よく喋る近所の子とも同じ種目に出ることになっていたので「よっしゃー!」と張り切りながら出場。
息子も成長したし、友達のパワーってすごい。そう感動した瞬間でした。
人の気持ちを気遣うのが苦手な息子
年代別リレーでの出来事。
年代別リレーの種目では、低学年が半周→高学年が半周→大人が半周→中高生が1周という流れ。急遽中高生の枠で夫が出なければいけなくなりました。緊張してお昼ご飯も残し、トイレを往復している夫がちょっと心配、、、笑。
「よーい、パンッ!!」鉄砲の音が鳴り響くと最初に走り出したのは、小学生低学年で登校班でも一緒の近所でよく喋りかけてくれる仲のいいお兄ちゃん。
が、足が絡まって転んでしまいみんなどんどん追い抜いていきます。差が半周ほど空いてしまった最下位になりました。仲のいいお兄ちゃんは走り終わった後、その場で大泣き。
差はひらいたままついに夫の番に。全力で走って差は縮まっていきましたがそんな全力で走る姿を当分見てなかったので転んでしまわないかとにかくヒヤヒヤ笑。無事走り終えましたが、うちの町内は最下位のままゴール。
その時の息子はというと。
仲のいいお兄ちゃんがスタートを切るときは「頑張れー!」と一応叫んでましたが、転んだあたりからもう興味が移り変わってしまいテントのポールにぶら下がっているヒモに夢中に。夫が走っている時も「応援しようよ!」と連れ戻したんですが走り終わると待ってましたかのようにヒモのところへ走っていき1人遊び空間へ。
転んでしまったお兄ちゃんは走り終わってからもずっと大泣きで、周りは同じ町内の子達が集まって声をかけたり頭をなでたり。
息子に「◯◯くんに声かけたら?悲しがってるよ」というと、「わかった!」とすぐにかけよって声をかけた言葉。
「なんで泣いてるの?どうかした?」
なぜその声掛け!?
そう、ヒモに気を取られた時点で息子は何があったかもう忘れているんです。人の気持ちを理解するのが難しい特性がある。こうゆうところだな、、、と。私もこの場面を見たら理解できるだろうと、過信していたんだと気づきました。
「リレーで◯◯くんが頑張って走ったけど、転けてしまった。今は辛くて泣いてしまっている。だからちょっとでも元気が出るように、頑張ったねとか、大丈夫だよとか声をかけてあげよう」
そう息子に伝え直し、再度お兄ちゃんのところへ言って棒読みで話しかけていました。
コミュニケーション能力を育てていくのって、難しい。そんなリレーの出来事となりました。
パパやママはヒーロー
他の競技を見てて思ったこと。
子どもたちがどんなにワイワイにぎやかに遊んでいても自分のママやパパが出るとき、一生懸命応援してたんです。さっきまでテントの中でママに注意されて「ヤダよー!」って反抗してた子達も、大きい声で「ママー!頑張ってー!!」って。
愛おしい姿だな〜と。普段どんなに反抗していようが、結局は子供にとって親ってヒーローみたいな感じなのかなって思いました。もしそう思ってくれているのであればより一層かっこいい背中であり続けたいなと思ったのでした。(我が子はあんまり見てなかったけど笑。)
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