我が家は家族全員虫が苦手です。
そんな虫が苦手な環境て育った息子ですが、カブトムシには少しずつ興味を持ち出していて、年長さんの時の夏に人生で初めてオスのカブトムシを一匹だけ一瞬飼っ他ことがあり。
今年はなんとオスとメス両方いただく機会があり飼うことになりました。そのカブトムシの産卵〜幼虫になるまでの成長記録です。
メスのカブトムシの小さな変化
いきなりメスとオスを一緒にカゴに入れたら喧嘩するとのことで最初は分けてかってました。1週間後あたりに一緒のカゴに入れてみましたが、大きめの元気なメスはずっと外に出たがりずっとジタバタ。小さい静かなオスはひたすら土の中で眠る真逆の二匹。
↓珍しく顔を出したオスのカブトムシ

交尾しているところは全然見なかったのですが、メスの動きに小さな変化がありました。
最初は虫かごから逃げたいのかずっとカゴを登り続けては、飛ぶ。登っては飛ぶ。しかし3週間後あたりから今度はひたすら土をずっと掘り続けるように。来る日も来る日も、永遠に爪でカリカリケースの底を掘り続ける音が鳴り止まず、ずっと外に出るために頑張り続けているのかなと思うとなんだかかわいそうになってきました。
卵、発見!!
カブトムシを飼い始めてから約1ヶ月ほどたった8月の上旬。
息子と相談して、しっかり観察もできたし、カブトムシが虫かごで死んでしまう前に広い山に返してあげようとのことでカゴをもって山へ行くことに。
カブトムシを逃して、土も一緒に出しているとびっくり。これはもしかして卵、、!?
慌てて卵は持って帰った時の写真↓


卵を育てる環境づくり
すぐに土を買いに行くため100均へ。だけどカブトムシコーナーはほぼ全部何もない。他の大きい店舗へ行ってみたけど、土も売っておらずカブトムシ育成グッツはほぼ売り切れ。夏休みが始まったタイミングで商品は品薄になるようで、8月上旬だと入荷もしないらしい。
ということでちょっと割高にはなるけどホームセンターでこちらを購入。
育て方
1、虫かごの2〜3割程度の土を入れて3ヶ月に1回ほど土を交換する。
2、毎日きりふきで土を湿らせる。
餌は土の栄養分を食べているらしいので餌やりは不要とのこと。
毎日の水やり
お世話はたった1日1回のきりふきでの水やり。
最初は思ってもなかった卵があったことに嬉しくて嬉しくて、学校に行く前は欠かさずしっかり水やりをすることが日課でした。だけど水をやれどもやれども、土しか見えないし何も変わらない状況に「もしかして死んでいるかも」と疑問を抱くように。
一度そう思ってしまうとだんだん水やりが意味ないことに思えてきたようで、徐々に回数が減っていく始末。今週は水やりを全くしなくなったので、育てる気がないなら山へ返しに行こうと話をしました。
1ヶ月半後、、
山へ持って行こうとカゴのフタを開けた瞬間。なんと幼虫が出てきている、、、!!

なんと生きていました!しかもこんなに大きく成長して!!
どうやら幼虫は環境が悪くなると土の中から出てくるらしい。今週ずっと水やりしていなかったから水を求めて出てきたのかもしれません。そしてよく見ると土にたくさんの黒くて丸いダンゴ状のものがたくさん。そう、ウンチです。こんな土しか食べていないのにしっかり出るんですね〜。(写真は土を交換した後のものなので写ってません)
掘り返すと全部で卵6個中、6匹全部幼虫が卵からかえっていました。3ヶ月ごとの土の交換と本に書いてたからまだまだと思ってたのですが、6匹もいるとやはり汚れるのも早いんですね。1ヶ月半で土を全部交換しました。
土の交換後
幼虫がすくすく育っていたこと、どうやら息子は感激したよう。その日は嬉しくて1日ずっと機嫌がよく、毎日の水やりをかかさずやるように。
幼虫もそれから土から出てくることもなくなりました。
モチベーションの維持
今回のことで、毎日コツコツやっていても果たして意味があるのか?と疑問を抱き始めると急にやる気がなくなってしまう。逆に、そのタイミングで今まで積み上げてきた成果が感じられる経験ができると、引き続きやる気を取り戻しまた頑張れる。
子どもも大人も一緒だなと。
コツコツやってきたことが急に不安になることってこれからもたくさんあると思う。だけどしっかり積み上げてきたものを振り返りながら、自分の心も息子の心もうまくいい方向に持っていけるよう振り返りながら進んでいけたらな〜と思ったのでした。
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