運動会が終わって翌週のこと。
息子『今日は学童お休みして、みんなと歩いて下校したい』と。
息子はいつも夕方私のお迎えで車で帰るというながれだったので
子供たちだけで歩いて帰ることに興味をもったよう。
帰る方向が同じお友達もいたし、ワクワクしていました。
下校の様子
まだ1年生は帰る方向が同じ子たちで集まって
5〜6人で帰ってくる予定でした。
初めての歩いての下校でみんなと一緒に帰れるか心配なので
通学路の途中まで、歩いて息子を迎えに。
しばらく行くと遠くの方から息子が歩いて帰る姿が見えた。
きたきた!歩いて帰ってきたぞ〜と安心したと同時に、
(あれ?一人?)
だんだん近づいて息子の表情が見えると、顔を真っ赤にして必死に涙を我慢している。
後ろを何度も振り返りながら逃げるように走りながら帰ってくる息子。
胸がざわついた。
『おかえり!』とわざと明るい声で息子に声をかけるが
こちらを見ることも立ち止まることなく、急いで走り続けて帰った。
一人で帰ってきた理由
どうやら以前から嫌がらせとしてくる6年生がいたらしい。
(なんで言わなかったんだ、、!)
その子と帰る方向が同じでずっと嫌なこといってこられていたらしい。
まわりの子も誰も止めてくれなくて一緒になっていってきたと。
(これってもしかして、いじめか、、、!?)
いろんな感情が湧き上がるも自分を落ち着かせ、
私『6年生に嫌なこと、なんて言われたの?』
息子『鳥のウンチ!っていってきたから、僕はツバメのウンチ!っていた。そしたらカラスのウンチ!っていってきた。』
(なんだそれ!笑)
吹き出しかけたけど、息子は泣きながらいってきたので我慢、我慢。
息子『だから腹が立ってランドセルをドンって押したら、押し返してきて。まわりのみんなも笑って見てた。』
なんか思ってたのと違ってちょっとほっとした。
だけど、冗談が通じなかったり、笑われることに敏感な息子はその状況が耐えれなかったのだなと。
辛かったねとなだめながら、ゆっくりと過ごしました。
嫌がらせをうけた原因
異学年で交流の時間があり、その時の出来事。
みんなの輪の中にいて、面白そうな6年生がいたので
息子も一緒に遊びたい、遊んでほしいと思ったらしく
走っていって急に6年生の背中を叩いたと。
6年生は急に知らない子から叩かれて大激怒、その後結構なケンカになったようだ。
素直に、たった一言でも『遊んでほしい』ということを言葉にできていたらこんなことにはなってなかっただろう。
いつももどかしくなるこの特性。
素直に自分の気持ちを表現できるようになる日は来るのだろうか。。
今はただ、
『そうゆう時は叩くのではなくて、一緒に遊ぼって言葉で伝えよう』と
正しい行動を地道に伝え続けて行くしかないなと。
親も忍耐強く頑張るしかないなと思っています。
その後の関係
その日の出来事は、念のため支援級にも伝え情報共有しておきました。
先生も『休み時間にトラブルが起きやすいので、注意しておきますね』といってくださった。
息子も嫌なことを言われたり、されたりしたらこうしよう!ということも明確にして何度も一緒に確認。
①やめてと伝える
②先生に伝える
③無視する
数日後、
『6年生がまた嫌なこといってきたけど、今日はもう無視できたよ!』
と息子から言ってくれました。
やったね!頑張った!!と一緒に喜びました。
その2週間後、、、
『あの6年生と友達になったよ!』と息子。
びっくりな報告に信じられなかったのですが、
のちに参観日で学校に行った時、廊下でたまたまその6年生とすれ違った瞬間、
笑顔でハイタッチしておりました。
(えー!本当だったんだ!!)
おそらく息子自身が嫌なことを言わなくなり、言われても反応しなくなったからだろうなと。
その事件がきっかけに少しずつ、友達が増えていったように思えます。
今回、ゆっくり息子の話を聞いてあげていなかったら。
一緒に解決法を考えてあげていなかったら。
学校生活が始まっていろんなことが起こります。
その度に、しっかりと話を聞き、一緒に解決して行くことが
何より大切なんだな〜と改めて実感した出来事でした。
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