恐竜は熱中するほど好きではないけれど、
いってみたい!とのことで決定。
楽しめるかどうかわからないけど行ってみよう。
今回は
〜恐竜博物館へ行く〜
恐竜博物館にて
母『すごい大きい化石!みて!』
息子、無言。ノールックで立ち止まらずにスイスイ進む息子。
博物館の説明する方がでてきて説明してくれるが、スルー。
親切に声かけてくださったのに申し訳ない気持ちで後にした泣。
しかし、唯一立ち止まってみたもの。
それは、、、
スタンプラリー
全ての箇所をまわり隠されたスタンプを集めてまわり、全部集めたらプレゼント!
と書いたチラシをみつけた。
すぐに、
これをする!!!
‥‥わかるんです。
息子はプレゼントがほしいのではなく、
スタンプラリーをみつけると、とにかく全部スタンプをうめなければいけないと勝手な使命感がわいてしまうことを。
失敗の許されないスタンプラリー
もう恐竜なんて見むきもせず、スタンプばかり探す息子。
色んなコーナーにいくたび
スタンプはどこだー!の声がひびきわたる笑。
それだけだとまだ良かったのですが、
半分ほど進んだ地点で押したスタンプのインクが少なく薄くついてしまった。
完璧にスタンプをきれいに集めていた息子は大激怒。
なんでなんだよー!!
じだんだを踏んで机を叩く息子。
母『もう一回横におしなおしたら?』
息子『それはダメー!!』
ちゃんとスタンプをおす枠の中にきっちりおさないといけないと気がすまないよう。
もう一回インクをつけてずれないように重ねておすことを提案すると
若干怒りながらもしぶしぶ納得。
ここでピッタリおせたらよかったんですが、、、
1ミリほどズレてしまった。
『ギャーー!!やっぱりダメだー!!』
涙をボロボロこぼしながら叫び怒る。
これがこだわりある息子のスタンプラリーの運命。
母『じゃあ新しい紙をもう一回もらってやり直そうか?』
息子『‥‥そうする。』
耳を傾け納得してくれた。
さあ、最初のスタート地点へ、ふりだしにもどる。
失敗は許されない。
スタンプを押すたび変な緊張がはしる。
今度は慎重に。
ひとつずつクリアしていき、残すはあと一つ。
しっかりインクをつけたところで、やっと終わると安心して一瞬目を離したその時。
‥やってしまった。
息子が押し終わったスタンプをみると逆さまになっているではありませんか。
((オワッタ、、、、!!))
母、息を呑みながらそっと声かけ。
「やっと終わったね!頑張ったね!(もうこれでいいことにしようよ〜お願いだから見逃してくれ〜)』
大かんしゃくとその対応
頭が真っ白になった息子はショックで無言だったのですが、数十秒後。
『なんでなんだよぉぉぉー!!!!!』
全身真っ赤になるほどの怒りと止めきれない涙。
大声で叫び続ける息子。
何を言おうが全く耳には届かない。
この状態に入るととにかくやることはひとつ。
危険のないように、迷惑のならないように広くて静かなところへ移動させる。
そして見守る。
これに尽きます。
私たちよりだいぶ後から入館してきたよちよち歩く小さい子たちにもどんどん抜かしていきます。
そしてどうしたんだろうという視線を受けながら。。
開館と同時に1番乗りで入ったがもうお昼。
お腹すいたな〜、、、
見守ること約20分。
少しずつ落ち着いてきたので声をかけはじめる。
母『悔しかったね』
息子『うわー!!!』(悔しいのを思い出して再び泣き出す)
(まだちょっと声かけるには早かったか、いや、思い出させたのがダメだったか)
再び遠くで見守る。
約5分後、やっと独り言がなくなり表情が落ち着いたので再度トライ。
(今度はもう悔しかった気持ちを思い出させないようにしよう)
母『もう帰っておいしいもの食べにいくか、最初からスタンプ押し直しに行く、どっちがいい?』
(お願いだから帰ろうって言ってくれ、、!!)
息子『スタンプ押し直しに行く!』
そう言ってさっきのかんしゃくはなかったことのように機嫌の治っている息子。
母『はああ!?』
対応後に大切なこと
選択肢を与えてしまった自分も悪いんだけど、
こんなに気を使って、お腹も空いたのにずっと待ってたのに
ケロッとまた最初からスタンプラリーにいこうとする姿を見るとだんだん腹が立ってくる私。
今度は私がイライラが止まらなくなり、
母『いきたくない!!ずっと待ってたのに何にも言ってくれないから腹が立ってきた!』
はい、おとなげない母だと笑ってください笑。
だけどずっと我慢だけじゃこっちもやってられないので。
母『まず、ずっと待っててくれてありがとうを言って!そしてスタンプラリーについてきてください、お願いしますでしょうが!!それか、1人で最初から行ってきなさい!!』
急に噴火する母にびっくりしつつも
『ごめんなさい、ついてきてください』
と申し訳なさそうにいう息子。
大人げない母だな〜と反省しつつまだイライラがおさまらないので
『わかった!でもまだイライラしてるから先にもうご飯食べる!その後だったらついていってあげる!怒』
館内のコンビニで普段あまり買わないサーモン寿司とご褒美スイーツを買って腹ごしらえをすると
私の機嫌もなおり、再び最初からスタンプラリーへ行き
無事終了を終えたのでした。
相手の気持ちに気づくことが苦手な息子。
気付けないのなら教えてあげないと一生気付ける日は来ないので、
息子のことを想って、包みかくさず私の気持ちを全部伝えるようにしています。
それはただ怒りをぶつけるということではなく、
こうされたからこう感じたと、行動と気持ちをしっかり共有するように心がけています。
そして、かんしゃくの対応の後に大切なのは、母のストレス発散。
かんしゃくって特に外で起こされると色々気を遣って大変なんですよね。
その対応した後の母の機嫌取りは、めちゃくちゃ大事!!
自分でうまく自分の機嫌もとりながら無理なく付き合っていけたらなと思います。
この日を境にスタンプラリーを見つけると必死に隠して気づかれないようにするのでした笑。
コメント