リハーサルのお知らせ
卒園式を終え小学生が春休みに入った頃、支援級の先生と親子で学校へ行き面談のようなものがありました。
息子のために作成したサポートブック(取り扱い説明書のようなもの)を持って
こうゆう状況ではこういう行動をしてしまう、とか
こうゆう状況ではこういう介入をしてほしい、など説明し
先生からは小学校での生活の流れを説明してもらいました。
その際に
『入学式前日にリハーサルがあるからご都合合えば夕方体育館に来てください』
と先生より。
息子は初めての場所や初めての人や人ごみが苦手。
どうなるのかというと、そうゆう状況になると
その場から立ち去ろうとする、
ウロウロする落ち着きがなくなる、
注意されると暴言暴力が出てしまう。
わからないこと、見通しが立たないことへの不安の表れなのでしょう。
その不安の表現方法がうまくできず落ち着きがなく、乱暴者になってしまう。
素直に不安だからどうしたらいい?って聞けたらいいんだけどそれがどうしてもできないんだよね。
人の話を聞くのが苦手、じっと同じ場所で座っておかなければいけないストレス。
それがいつまで続くのかわからない不安。
もう苦手なことパラダイス。
こうゆう行事は思い出に残るんだけど、特性を持つ子や親からしたらハードルの高い修行の場。
できる限り悲惨な状況になることは避けたい。
本人も苦しいし、見ている&謝りに回らなければいけない私も(笑)
ということで迷うことなく参加でお願いします、と先生にお返事しました。
息子にリハーサルのことを話すと『行きたい』と。
自分が慣れない場所で苦しい気持ちになることは今までの経験からも察知しているのでしょう。
それは私にとって唯一の救いでした。
もし『いかねーよ!』とか言ってたら当日、大人数の前でたくさんのご迷惑をお掛けすることが目に見えているから、、、、
だけどきっと、今まで散々保育園やイベント会場などで大暴れして
親子共々辛い経験をしたことが今につながっているんだと。
当時は何度も『何でこんなことになるんだろう、、』涙していましたが
あの経験は無駄ではなかったんだと昔の自分に教えてあげたい(笑)
入学式リハーサルの日
4月の上旬。
いよいよ入学式前日。
夕方にリハーサル希望者の子達で集合しました。
参加メンバーは支援級に入学する子たちのみで息子入れて3人。
なんとなく場所と雰囲気が見れたらいいね〜と話していましたが、来てみてびっくり。
入学式に参加する学校の先生方がみんな席について体育館に入場する私たちを拍手で迎えてくれていました。
なんという優しい光景だ!!と感動し感謝が止まらない私の隣で息子は、
恥ずかしさと照れもあり
『なんだこのジジイ。こんなところで何してんねん。』
‥‥口を塞いでげんこつ落としてやりたかったのですが我慢して、、、(笑)
『息子のために来てくれてるんだよ!』と。
なんでこう嫌なことばっかりわざわざ言うかな〜、、、
と悲しくなるのは毎日のことです。
ほんとは優しくてかわいいところもたくさんあるのに、、、
リハーサルは先生の挨拶やお話は短く短縮していましたが、
入学式のプログラムと同様に進めてくて本人も見通しが立ったようで安心したように見えました。
当日へ続く。
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